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中国武術と日本武道の違い

中国武術と日本武道には共通点も多いのですが文化的な違いから誤解される部分も多々あります。ここではあくまで伝統武術から中国武術、日本武道の違いを考えます。まず、共通点としては型=套路があること。一人稽古だけでなく相手と組んで練習があること(日本武道の約束組手、中国武術の対接や推手など)。さらに何か器具を使って練習する場合があること(空手の巻藁、中国武術の打樁など練功法)。丹田や呼吸について重視している点も同じというえるでしょう。ここまで書くと結局のところ大した違いはないと感じます。しかし実際のところはどうなんでしょうか?中国武術と日本武道の最も大きな違いは『勁力』ということになると思います。『勁』はいわゆる一般的な筋力と区別して使われます。最初の姿勢に対するさまざまなポイントから、身体や意識の統一の仕方、呼吸や理論などは全てこの『勁力』を導き出し、使いこなすためにあります。日本武道でも『呼吸力』などの言葉は存在するのですが、この部分の考え方、身体や意識の練習方法は中国武術がより丁寧といえるでしょう。過去の中国の名人、達人だけでなく現代の日本人の各門派の先生方まで皆さんが口を揃えて『勁力』と言われるのはここが中国武術を学ぶのに要だからですね。(中国の老師によっては会話の中で同じ意味を指す場合に功夫ゴンフーと言われる場合も多々あります)。

 

※武学練用舎は岡山で活動している中国武術 長春八極拳の団体です。http://www.bugakuren.com/