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中国武術入門 モチベーションの持続

たまに『やる気がなかなか起きなくて…』という方もおられます。練習したくない時は無理にしなくても良いのではないでしょうか。わざわざ〇る気スイッチなんか押す必要はないと思いますよ(笑)。あくまで自分の身の丈に合わせてです。譚師爺の葬儀の後に息子さんが言われていましたが、師爺は生前毎朝『靠山壁』、壁に体当たりする練習をされていて、息子さんが「お父さんはもう高齢なんですから、靠山壁はさすがに危険です。やめてください。」というと「私は八極拳を練習するのだけが楽しみなんだから、死ぬまでやり続けたい。そううるさく言うな」と言われたそうです。実際、92歳(数え年)で亡くなられる当日の朝まで練習されていました。名人と云われた方でも才能だけではなく『好きこそものの…』なんだと思います。多分、師爺の場合モチベーションが下がったことはないのだと思います。ブルースリーからカンフーブームがあって専門誌が発刊されたり、中国から有名老師が来日したり、また実際に中国に習いに行ったり、私の世代は完全にその全盛期でした。皆が熱に浮かされたような感じでやたらめったら練習、練習の日々でした。巷ではカンフーマニアのことを中〇病とバカにするそうですが、私なんかはその典型だった…というか未だ夢の中なのでしょう。思い出したのでついでにエピソードです。最初、私が訪中した時、団体での予定とはスケジュールが合わなくて、無理して単独で別日程で訪中しました。譚師爺にお会いした時に笑いながら「よく来た、よく来た」と握手してくださいました。師爺は片手、私は両手で…。合気じゃないけど身体ごと浮かされてえらく驚いた記憶があります。今思えば単純に根っこから引き抜かれていただけなんですね。