牛一頭

日本武道ではよく『たたみ一畳分の広さで練習する』という事を言われます。実は中国武術でも同じように『牛一頭寝た広さの練習』を言われます。狭いところで練習することは身体操作の能力を高めることになります。大きな動作をしないで練習する、つまり無駄な動きをしないで攻防、また『初めは大きく展開するように、後に小さくまとめていく』と言われる練習方法にも繋がって行くわけです。また、歩法も埋歩、換歩など調整しながら行うことで間合いの鍛錬にもなる訳です。最終的には大きな動作をしないで発勁する、つまりは暗勁ですね。私の長春時代、ある時に体育館内の練習であまり歩法(闖歩)や震脚を使ったりして大きな音をたてられない事情あったのですが、ある師伯はほとんど大きな音も立てず激しい動作もしないで自然に練習しておられました。確かに実際に相手と組んだ時にはいちいち震脚したりしないのですが、当時は四苦八苦した覚えがあります。ちょっと脱線しましたが、人によっては『練習場所がない、大きな動作や物音をたてられない』状況から発想を転換して、そういう場所で敢えて練習することで効果をあげるという話です。

武学練用舎は岡山で活動している中国武術 長春八極拳の団体です。http://www.bugakuren.com/

 

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