なかなか上達しない方へ

伝統武術はなかなか上手くならないものですね。「自分はこんなものだ」と割りきれれば良いでしょうが、全く進歩しない状況で何年も練習するのも辛いものでしょう。
原因を考えてみますと、私自身そうだったのですが、一つ目として書籍、雑誌の内容を鵜呑みにして、自分自身の頭の中の理屈、経験の中だけでこうなるはずと決めつけて正解の感覚を見逃してしまっている…。
この場合、解決策はまず1度、書籍や雑誌を捨てるのです。情報さえ得られれば全て解決するという考え、或いはマニュアル依存性がないでしょうか?。
二つ目は練習量が圧倒的に不足している。これは昔と違って、現代人は皆そうなので、自分で自覚して時間を作っていく以外ありませんね。
三つ目は姿勢から始まる基本、ステップアップしていくポイントを覚えていない、消化していない。四つ目はもともと無意識下で上手くなろうとは思っていない。この三つ目と四つ目はセットになってる方が多いですね。モチベーションの低さが原因でしょうか?
しかしながら私個人としては、上手くならない方の多くはこの四つよりも伝統武術の持っている「能力開発」という面を見ていないのが一番大きな理由ではないか?と思ってます。教わった練習法だけでなく、いろんなアレンジをしてみたり、その都度自分で正解と思う身体の使い方、感覚を探してみるのも良いでしょう。腕立て伏せはやらないとか決めつけてないで拳立て、指立てもしてみましょう。呼吸法は試したのでしょうか?武術以外を調べて何種類と試行錯誤してみたりは如何でしょうか。要は何でも試してみる、新しい感覚を捜してみる…です。
私個人はいまだに時間の出来た時に限界を越えて練習してみたり、時間感覚がなくなるまででも練習してみたり…です。

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